生命(いのち)の言葉|令和7年1月
昭和天皇
ふりつもる み雪にたへて
いろかへぬ 松ぞををしき
人もかくあれ
ふりつもる雪にも耐えて
色を変えない松の
なんと雄々しいことか
人もこのように
ありたいものだ
神道知識への誘(いざな)ひ
おみくじ
おみくじは吉凶の占いであり、その時々、年々の指針を決めることに使われます。気になる吉凶の結果ですが、例えば凶とは、占ったことが吉よりも勢いのないことを示します。しかし、たとえ大吉が出ても、「吉は凶にかえる」といって油断は禁物ですし、また凶が出ても、「やがて吉がやってくる」わけですから、落ち込むことはありません。凶を引いても、神さまにご守護をお祈りし、記された内容を自分自身に照らし合わせて日々を過ごすことが大切です。
また木々のみなぎる生命力にあやかり、願い事がしっかり結ばれますようにとの祈りを込めて、おみくじを木の枝に結ぶことが習慣としてあります。しかし境内の樹木を傷めることにも繋がります。そのため「おみくじ結び所」が設けられている神社では、そこへおみくじを結びつけましょう。
神さまのお言葉としておみくじを持ち帰られた際は、その内容を折々に読み返して日々の生活に活かし、願い事が成就したり一年経過したときは神社へお礼を込めて納めるのがよいでしょう。