生命(いのち)の言葉|令和6年10月
老子
知る者は言わず
言う者は知らず
老子(ろうし)
紀元前六世紀の人物とされ、古代中国の哲学者。その著書を『老子』あるいは『老子道徳経』などという。後世、道教の始祖として神格化されたが、事跡はほとんど不明である。
神道知識への誘(いざな)ひ
供える心
神様へのお供えというと一般的に「神饌(しんせん)」をさします。お米、御神酒(おみき)、お塩、お水がお供え物の代表ですが、お祭りによっては魚や野菜、果物など様々なものをご神前にお供えします。
お供えするものには「その時の旬のもの」が良いといわれることがあります。その時期に収穫された農作物や海産物など、それぞれの季節の恵みに感謝する心で神様にお供えをします。また、こ馳走(ちそう)という言葉の語源には、「あちこち駆け回る」という意味があり、大事なお客様(神様)に喜んでいただく為に色々と努力してきたことが転じて、その成果としての食べ物をさすようになりました。お供えするものも必ずしも食べ物に限らず、「香り(香道)」や「彩り(華道)」のお供えや「音楽」「お神楽」などの芸能も「御奉納」としてお供えされてきました。
これらは全て神様に対して自分たちができる「感謝の気持ち」を形に表したものといえます。
人生の節目やお祝い事に際して「感謝の形」をご神前に捧げてみてはいかがでしょうか。