生命の言葉と戌の日|令和8年4月
神社は心のふるさと 未来に受け継ごう 「美(うるわ)しい国ぶり」
『礼記』 戴聖
教うるは学ぶの半ばなり
学びの本質を突いた言葉である。他人に教えるという行為を通じて、自分自身の理解を深め、より高度な知識へと進んでいけるという教訓である。
『礼記(らいき)』 戴聖(たいせい)
戴聖(生没年不詳)は前漢末から新代にかけての儒学者で、『礼記』の標準形を整えた編纂者である。叔父とされる戴聖が編んだ『大戴礼記(だいたいらいき)』八十五篇を整理・簡略化し、四十九篇の『小戴礼記(しょうたいらいき)』としてまとめた。これが現在伝わる※『礼記』である。独自の学説を立てた人物ではないが、儒教礼学の文献を体系的に整理し後世の礼学発展に大きく貢献した。
※戴聖の編纂した『礼記』は唐以降、正式な儒教経典とされた書物で、礼法や礼儀を体系的にまとめた古典である。作成は戦国~前漢期に成立した書物と言われている。冠婚葬祭や政治・教育に関わる実践法だけでなく、礼の哲学的意義も説いている。
